第121回 平成25年2月9日 宮城県南三陸町

泥かき・がれき撤去等 熊谷西高41名(生徒38名、教員3名)+リーダー2名

 立春を過ぎたとはいえ「春は名のみ」で、ときおり風花が舞う厳冬の一日でした。ただ、日差しは力強さを増しており、「光の春」を感じる瞬間も少なくありませんした。
 今回も上の山でガレキの撤去、分別をさせていただきました。初参加の生徒さんも多く、最初は凍った地面に平(角)スコップで立ち向かったり、つるはしに振り回されてよろけたり、と散々でした。
 ところが1時間を経過したころから、工具の使い方や作業のコツをつかみ始め、昼前には打ち込んだ工具の感触で地中を想像し、仲間と協力して大きなガレキを掘り出すことができるようになっていました。その飲み込みの速さと、疲れを知らない動きを見ながら、「いまどきの若者もなかなか・・・」と独りごちていたのは愚生の歳のせいではなかったと思います。
 帰路、「テレビでは現実感が無く他人事だったが、被害を実感して辛かった。」「絶句してしまった。」と事実に衝撃を受けたうえに、「一所懸命やってもはかどっていない。」「もどかしい。」と自らの無力さを突きつけられた感想がたくさん出ました。
 ただ、「知らない車の中から『ありがとう』と言われてとても嬉しかった。」「良い経験になった。」ことも事実で、これを糧に「自分の周りの人にこの現実を伝えたい。」「ボランティアは必要、これからも積極的に参加したい。」と力強い言葉で締めくくっていただきました。
体調を崩しやすい季節にもかかわらず、元気に活動してくださった熊谷西高の皆さん、お疲れ様でした。(粟田)


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